CTISについて

理事長からのメッセージ

21世紀に突入し、何かを調べようと思えば、インターネットをはじめとした様々な媒体を使って世界中の情報に簡単にアクセスすることが可能な時代となりました。また、得られる情報は幅広く、様々な考察や分析までも入手することができます。現在、情報取得率と情報拡散率は、凄まじい勢いで増えています。実際、この数十年の間に生み出された情報量は、これまでの人類史上最も多いと言えるのではないでしょうか。

そんな中、何か不足しているものがあるとしたら、それはベンジャミン・フランクリンとトーマス・ジェファーソンが250年前に行っていた「実践的知識」と呼ばれるものです。これは情報を使ってどのように活用するかを考える体系的な力です。教育界では過去50年、60年と情報を広めることに力を入れてきましたが、今の時代に情報を広めることはとても容易なことです。目まぐるしく変化する現代を生き抜くためにも、必要な情報を選び、活用する力を身に付けることが大切だと考えます。

その理由は、私自身の経験にあります。私は大学生の時に起業しています。学生時代は学校で教えられた勉強に真面目に取り組み、それなりの成績を残していました。しかし、実際に起業するとなると、今までに習ってきた「勉強」は、会社を作る上では不十分で、その知識だけでは全く社会で太刀打ちできなかったのです。その後、多くの世界の有名大学などを卒業した方々にお会いしましたが、世界的に見ても、早い段階で起業に役に立つような教育をしている学校はあまり多くないと実感しました。また、自分の子どもを通して25年ぶりに小学校教育の現場を見る機会がありましたが、それは私自身が小学校時代に受けていた教育と同じようなものでした。

私は、今の時代、子どもの時から学んでいる勉強がどう社会で役に立つのかを伝えることが必要だと考えます。そこで、社会に繋がる一貫した教育ができるスクールを作りたいという強い想いから、CTISを立ち上げました。CTISの大きな特徴としては英語のみならず、日本語教育も重要視し、さらに異文化理解の感覚を身につけるために中国語(マンダリン)教育も取り入れています。仕事の現場に役立つPBLと、子どもの「作ることで学ぶ力」を養うSTEAM教育にフォーカスして積極的にカリキュラムに取り入れていきます。CTISは時代のニーズに応えるインターナショナルスクールとして、日本、そして世界から信頼され、必要とされる教育の場を目指して前進していきます。これからのCTISの展開に、どうぞご期待ください。

理事長 佐藤 崇弘

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